2012年07月12日

Flying Squirrel 15周年

 歴史を記すというのは、生き残った者が得られる唯一の特権なのかもしれません。

 当サイト『Flying Squirrel』は、本日で開設から15周年となりました。
 15年ともなると、さすがにちょっとした歴史じゃないかと我ながら思うわけです。歴史と云えるほどの内容が伴っているかは、自問自答すべきところではありますが。

 かつて「エニックス系サイト」というジャンルが確立されていた時代がありました。
 エニックスのマンガやゲームのファンサイトが、一昔前には沢山あったものでした。うちはその中のマイナーないちサイトに過ぎなかったわけです。
 しかし時は流れてジャンルは下火となり、ほとんどのサイトがネット上から姿を消しました。四散したユーザーたちは、今では各々ネットの別の場所で活動していることだと思います。もしかしたら、サイトのことなどとっくに忘れてしまった人もいるかもしれません。
 その一方、あの頃にエニックスの雑誌で執筆されていた作家さん方は、Twitterの普及とともに続々とネットに登場して、読者と同じ高さで活動なさっていたりもします。

 この数年で、「エニックス系」の状況は大きく様変わりしました。
 夜麻みゆき先生自らが『レヴァリアース』の復刊を告知したり。
 Jコミで過去のエニックス系の作品が読めるようになったり。
 憧れだった作家さんたちがTwitterで日々由無し事を呟いていたり。

 作家さん自身がネットで発信する時代において、個人のファンサイトはもはや不要のものとなりつつあります。

 それでも。
 それでも、かつては個人サイトこそがネットの中心的存在だったのでした。
 コンテンツを作り、公開することに熱意を注いできた者たちがいた。
 寝る間も惜しんで入り浸っていた者たちがいた。
 そうしてわたしたちは、自分と同じように作品を愛していた人たちを知ることができた。

 人は少なかったけど、あの頃だってネットは熱気に満ち溢れていたのです。

 そうした個人サイトの「生きた歴史」として、Flying Squirrelはこれからも在り続けようと思います。
 今年中には15周年企画として、SO2の外伝小説を出す予定です。
 まだまだ歴史を刻んでいく所存です。


 遠い昔。
 まだGoogleも2chもなかった時代。
 好きな作品のファンサイトを作り、掲示板やチャットで語り明かしていた者たちがおりました、とさ──。
posted by むささび at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記
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